【簡単測定、単純計算】石の比重を測定してみよう
こんにちは、暑くなってきましたね。本格的な夏はまだまだですが。。。
さて、ヒスイのことを調べている中で、ちょくちょく『比重』という言葉を目にするようになりました。
石も誕生する過程が様々あるので、その密度も変わる。つまりは比重が違うというわけですね。
今日は簡単で、ご家庭でもできる方法で比重測定をしてみたいと思います。
必要な道具
測定するのに以下の道具が必要です。
◇キッチンスケール:表示0.1g単位で測定可能なものがベスト
◇少し深さがある容器:水を入れます
◇水糸:石を浮かすのに使います
参考までに私の使用している道具一式です。
測定方法
今日は、2つの石を測定してみたいと思います。
①まずそのままの質量を測定
石A:曹長岩(以前鑑定してもらった石)
石B:石英(自己判別です)
そのままでの測定値、石Aは29.8g、石Bは14.6gでした。
②水中に入れた時の質量を測定
水を入れた容器を乗せ、0表示にしてから測ります。
※0表示機能がなければ、その分を差し引きましょう
石に水糸を結び、水中内へ垂らします。
こちらは石Aです。
こちらは石Bです。
<注意>垂らした石ですが、底に着かないように!!
水中内での測定値、石Aは11.1g、石Bは5.6gでした。
以上で測定完了です。
計算方法
測定が完了したら、あとは計算です。とても簡単ですよ。
[比重=①の元の質量÷②の水中での質量]で求められます。
石A:29.8g÷11.1g=2.68‥となりました。
石B:14.6g÷5.6g=2.60‥となりました。
次の章で測定した石の比重をチェックしましょう。
比重参考表
石の種類は少ないですが、調べた比重の参考表です。
<岩石名> | <比重値> |
ヒスイ輝石 | 3.2 |
ネフライト | 3 |
ロディン岩 | 3.2 |
曹長岩 | 2.6 |
蛇紋岩 | 2.6 |
石英 | 2.7 |
石A:鑑定いただいた曹長岩の計算比重は2.68で、参考表ともほぼ同数値になりました。
石B:自己判別した石英の計算比重は2.60で、参考表からも石英の値に近いです。
あくまで比重だけを見ての話しです。
まとめ
今日は比重の測定方法と参考表を紹介しました。
厳密な測定方法でなく、簡易的な方法ですのであくまで目安になりますかね。
しかしながら、鑑定前までヒスイと思っていた石が、比重の測定結果、曹長岩(他もありますが)に近い値になったので比重を出すことも大事ではないかと思いました。
ヒスイは密度が高く、他の石より重たいという話もありますので。
観察して、気になったら比重計算してみたいと思います!
ちょっと気になるのは、ロディン岩がヒスイと同じ比重というところなんですよね・・・
難しい・・・
歯切れが悪いですが終わります(;^ω^)